変形性ひざ関節症は、進行するにつれて階段の上り下りや、外出、また、立ったり座ったりなど日常生活が大きく制限されます。しかし、このような状態は突然あらわれるわけではなく、何年もかけて良くなったり悪くなったりしながら、徐々に進行していくのが特徴です。
主な進行状況
はじめは
初期
「立ち上がり、歩きはじめなど
動作を始めるときに痛む」
●朝のひざのこわばり感
●ひざがギジギシきしむ
●ひざの後ろがつる
痛みがあってもしばらく
休むとよくなる
進行すると
中期
「ひざの痛みがとれなくなる」
●しゃがんだり、ひざを曲げると痛む
●ひざに水がたまる
●階段の上り下りがつらい
●足がO脚になってくる
●ひざが腫れて熱をもってくる
痛みがはっきりと自覚でき、
動作が不自由になってくる
悪化すると
末期
「じっとしていても痛む」
●ひざの変形がひどくなる
●2、3歩動くだけでも痛む
●日常生活動作が不自由になる
日常生活に支障がおこるようになる
ひざ関節の痛みは、一般的に短時間で治るというものではなく、根気よく治療を続ける必要があります。痛みをできるだけ早く抑える方法としては、まず薬による治療法があります。薬には飲み薬や塗り薬などの非ステロイド性消炎鎮痛剤か、関節に直接注射するステロイド剤のいずれかを使用します。それ以外にも軟骨と同じ成分のヒアルロン酸という注射薬もあります。手術による治療法もありますが、いずれも症状にあった治療をおこなうことが大切です。