ライフスタイルからひざの状態を知る

 ひざの治療を受けるときには、どうして痛みが生じたのか理解しておく必要があります。
 第一に体の特徴があります。正面からみて足の形がまっすぐなのか、曲がっているのか、また肥満はあるのかなどでひざへの負担は変わってきます。
 第二に生活様式の違いがあります。日常生活の中で、坂や階段が多い住宅環境にある人や、家が和式の場合などはひざに痛みをもっている人には不利になります。
 職業によっても立ち仕事、座り仕事、しゃがみ仕事が多い人はひざに悪い影響を与えます。健康的だと考えられているジョギングやサイクリングでも、やりすぎるとひざに問題が起こります。
 これらのさまざまな因子がからみあって知らないうちにひざに負担がかかり症状がでてきます。

日常生活に支障がおこるようになる

 変形性ひざ関節症の基本的な治療法は、薬物療法・運動療法(リハビリなど)・物理療法(温めたり、冷やしたりする方法)などの保存的治療法が中心です。しかし、この治療法をおこなっても病状がよくならない場合、特にひざの痛みで日常の生活動作が不自由になった時には手術療法を考えます。
 手術は、ひざの痛みの原因となっている関節の変形を治したり、関節の中にある悪い部分を取り除くことを目的におこなわれます。