変形性関節症Q&A

50歳で現在働き盛りの男性です。仕事はしゃがみこむことが多く、最近立ち上がる時にひざに痛みを覚えることがあり、満足に仕事ができません。

症状がどれくらい続いているのかが大事です。症状がおきてからまもないものなら、注射やリハビリである程度おさえられます。症状が長く、MRI検査ではっきり半月板が切れていれば、「内視鏡」の手術を勧めます。入院期間は短く、仕事への復帰が速く見込めます。しかし、ひざの変形が強いO脚ですと、将来痛みが再発するかもしれません。このことはよく医師に聞いておきましょう。

62歳の肥満のある女性です。ここ半年、長く歩くとひざに痛みがあり時々休まなくてはなりません。坂道を下るときや階段を降りるとき、とくにひざに痛みが強くて困っています。

肥満がありますので、まず栄養指導をしてもらいます。足底板という装具を作って歩行してもらい、運動療法としてプール歩行を勧めます。レントゲン撮影をすると、O脚が強く内側の軟骨がすっかりすり減っています。この場合、内視鏡をおこなってもほとんど効果はありません。外来の治療では満足できないときは、MRI検査で外側の軟骨の状態がよいことを確かめた上で、入院期間は2、3カ月と長くなりますが、「骨切り術」を勧めます。62歳という年齢では人工関節は勧められません。

73歳の女性で最近ひざの痛みのため歩けなくなりました。家ではトイレだけはどうにかいけますが、それ以外は人に助けてもらわなくてはなりません。

歩けない状態を長く放っておきますと、体力が落ち、手術をしても歩けるようにはなりません。レントゲン撮影をすると、両ひざの内側も外側も軟骨がすり減っています。全身性の大きな病気がなければ、両ひざの「人工関節」を勧めます。ひざの曲がりは悪くなりますが、歩く際の痛みはなくなり、リハビリするだけの体力があればまた歩けるようになります。


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