変形性ひざ関節症のしくみをよく知っておくことで、病気の進行を遅くしたり、ひざの痛みを軽減することができます。
 今回は、これまでのシリーズで紹介してきた内容を総括的に振り返りながら、日常生活で気をつけたいこと、また筋力をつけるための運動療法などについてご説明します。今までの生活を再度見直して、変形性ひざ関節症によい習慣を取り入れましょう。
日常生活では、こんなことに気をつけて!日常生活では、こんなことに気をつけて!
痛い動作は避けましょう
 変形性ひざ関節症は、関節への負担が増えると進行する病気であるため、まずひざの負担を減らすことが必要です。
 そのためには、肥満に伴う体重の負担を減らすことです。いわゆる、ウエイトコントロールが重要となります。
 次に、ひざが痛む動作は関節を壊していると考えられるので避けるべきです。ひざを鍛えようとして痛みを我慢して歩いたりするのは禁物です。筋肉は鍛えることができますが、関節は鍛えることができません。
 また、ひざが痛くて曲がらないときに無理をして正座をすると、かえって痛みが増して曲がらなくなってしまいます。曲げる訓練はお風呂の中で、体重をかけずにゆっくり無理なくおこなってください。